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だから愛しています”ご主人様” 女

こんばんわ、るいるいです。

さて、本日は抱かぬしの更新です。

これで抱かぬしキャラクター編全てを書き終わりました。
女編というよりは、総まとめ編といった感じです。
今回は短くつめこんでおきました、前回の半分です。
一応院長編(洋館編)も考えてはいたのですが、とりあえずそれは今後できればってことで。


文章についても絵についても、ここ最近で少し成長出来たと思います
なのでこれより、モイラ制作に大きく時間を割いて行こうと考えております


何がいいたいかって言うと、少し作品上げ(絵も文も)の頻度がさがるけども
変わらぬ声援をいただけたら嬉しいな、と。


それでは前置きがながくなりましたが、どうぞ抱かぬしの世界をお楽しみください






連ねて変わり、うつろいて




女「ねー」
男「ん?」
 コイツの部屋の窓から、山に沈もうとする太陽を眺めつつ、私は呟くように口を開いた。
女「もう秋じゃんか」
男「そうだな」
 いつものようにカタカタとキーボードを叩きながら、コイツもこちらを見る事無く返事をする。
女「帰んなくていいの?」
男「ん……」
 一瞬、キーボードを叩く音が途切れる。
男「どうだろうな」
 「帰る」と言うわけでも「帰らない」と言うわけでもなく、「どうしようかな」ですらなく。
 返ってきた答えは、実に曖昧なものだった。
女「ふーん」
 秋の初め。それはこのヒキコモリが唯一母親と口を交わすチャンスのある時期。
 言葉に出して言うまでも無い。
 コイツの母親の誕生日があるのだ。
男「……」
 ちょっとばかし期待はしたものの、返事はそれで終わりらしい。
女「……」
 私はそれ以上何も言わず、ただ無言で窓の向こうを見つめる。
 行ってやればいいのに……。
 そうは思っても、コイツと母親との関係を思うと強くは言えなかった。
 いや……、もう言う気にもなれないからって理由の方が強いかもしれない。
 昔は私だってこの日が近づけば、プレゼントの一つでも贈ってやれだの、最悪、祝いの言葉くらい言ってやれだのとコイツのケツを叩いた。
 だけど結局コイツは何もしない。
 何かしてあげたい、っていう気持ちはかなりあったんだと思う。いつもいつも見てた私がいうんだからそれは間違いない。
 なのに何も出来なかったのは――コイツが呆れるほど不器用だったからだ。
女「ばーか」
 聞こえないように、口だけ動かす。
 本当に、馬鹿なんだから。
 陰りだした空から差し込むオレンジ色の光に、私は目を細めた。


 その翌日の昼間。
 開いた部屋で一人、緑の作ってくれたおやつを食べながら本を読んでいると、部屋の扉がノックされた。
黒「黒だ。メイド長はいるか?」
女「うん」
黒「電話がきている。この部屋に回しても大丈夫だろうか」
女「電話……? まぁ、いいけど」
黒「分かった」
 音も立てず黒が去ってすぐ、この部屋の電話がなった。
女「誰かなー」
 この家はそれなりに電話も来るけれど、今回はなんとなく予想ができてしまった。
 普通の相手だったら、黒が名前も言わないで私に電話を回すわけないし。
女「もしもし」
 あー。やっぱり。
女「久しぶりですー」
母「久しぶりね、女ちゃん。元気にしてた……?」
 力なくか細い声が、電話越しに聞こえてくる。
女「私もアイツも元気にやってますよん。のんびりのんびりとだけどね」
母「そう、良かった。えっと、あの子達の面倒、ちゃんと見れてる……?」
女「見れてるっていうか見られてるっていうか。まぁ、問題ないです」
母「そっか」
 少し安心したように、ほっと息をついたのがきこえた。
母「お金の方は……?」
女「お金? それも問題ないですよう」
母「本当に……? もし困ったら、言ってね?」
女「いやいや、心配しなくても大丈夫でっす」
 一応アイツがお金を持っていることも説明してあるのだが、完全には信じられていないらしい。
 それも当然だ。
 一銭も家にお金を入れなかったヒキコモリが、いきなり超大金を持ってるだなんて言い出したって説得力の欠片もない。
 そんな風にしばらく、軽い雑談が続いた。
母「そう。楽しくやれてるのね」
女「ですです。田舎も悪くないですよー」
 そこでぷつりと会話が途切れる。
 特にもう話すことがなくなったのだろうか。
 いや、そんなわけが無い。
 本当は聞きたい事があるのに、いえないのだ。
 ……私から切り出そう。
女「そういえば、もうすぐ誕生日でしたよね」
母「う、うん。覚えててくれたんだ、嬉しいわ」
女「もちろんですよー。忘れるわけ無いじゃないですか。今年もプレゼント持ってっちゃうんで、覚悟しててくださいねー」
母「無理しなくていいのよ……? 遠いんだから」
女「いやいや」
 そうしてもう少し会話をしてから、受話器を置く。
女「ふー」
 座っていたソファに、ぼふっと体を預けた。
女「……」
 天井を見つめながら思う。
 アイツが行かないならそれはそれで構わない。
 せめて私だけは、行こう。


男「あー、急なんだが」
 その日の夕食時、あまり自分からは喋りださないアイツが、珍しく口を開いた。
男「明日ちょっとでかけてくる」
桃「おぉお!? おでかけっですかっ!? どこですかっ」
男「あーえーと……」
銀「言い淀み……っ! これはつまり人には言えない男の子だけが行くと言うあの……っ!」
黒「ほう、あそこか」
金「ななななななな」
褐「え、何、どこ?」
銀「ふふふそれはですね……」
男「あーこら! 変な事吹き込むな馬鹿!」
褐「ソー……なんだって? 何するところさ」
茶「オフロに入るのを、女性に手伝ってもらうところですよ~。うふふ」
紫「えー、それいつも私達がやってるよー!」
青「こくこく」
緑「つまり娼……」
赤「あーあーあーあーあー! UFOだ! UFOが飛んでます!」
男「本当だ! 本当だー!」
桃「どどどこですかっ!?」
褐「部屋の中なのに飛ぶわけないだろー。誤魔化さないで教えてくれよ」
黒「くく、本当に飛んでるぞ」
男「!?」
幽「わしじゃ」
銀「イエッス! 院長さんナイスタイミング!」
金「貴方が言い出したんでしょう貴方が!」
幽「で、どこへ行くって?」
男「うおっ。……えーと、なんていうかまぁ、里帰りっていうか……」


女「プレゼントって買ってあるの?」
男「あ、いや……」
女「じゃぁ乗り換えの駅で買って行こうー!」
男「う、うむ」
 久しぶりの遠出。
 乗り換えの多い駅をとおるたびに、日本ってこんなに人がいたのか! なんて関心する。
 すっかり、田舎の暮らしになれてしまっていたようだ。
女「ちぢこまってるなぁ」
男「元々苦手なんだよ」
 プシューと音を立てて電車の扉が開く。
女「ほら、行こうー」
男「あっ……、ったく」
 屋敷の皆は全員留守番をしてもらっているので、コイツと二人でのお出かけだ。
 うん、正直かなり嬉しい。
 車ではなく電車で来てよかったなー、と思った。
 コイツと二人でどこかへ出かけるなんて何年ぶりだろう。ざっと思い出してみても……十年以上はかたいか。
 中学校に上がった時にはもう完全に学校以外で外に出てなかったしね。
 降りた駅の改札を抜けて、駅の中にあるデパートへとすすんでいく。
男「……」
女「あははっ。あんたキョロキョロしすぎー」
男「う、うるせぇ」
 自分から前にすすもうとしないヘタレの腕をグイグイ引っ張りながら、適当な婦人服店を見てみる。
女「こんなんどうよ」
男「アクセサリー……だと……」
女「そうそう、アクセサリーとかーハンカチとかー。サイフもいいかもね。まぁその辺りが無難なとこじゃない?」
男「無難っ!? どこが!」
女「え、じゃぁあんた何を買うつもりだったのよ」
男「と、東京バナナとか……」
 さすがに吹き出してしまった。
女「あっはははははは、誕生日に東京バナナって! ひ、ひいい」
男「変なのか……」
 むぅと頭を抱えるお馬鹿さんの背中を叩く。
女「ぷっくく、気持ちが篭ってればなんでもいいかもね!」
男「そんなこと言われてもだな、笑われた物はさすがにかえないだろ……くそ」
女「だからぁ、こういうアクセとかだってばー」
 そこでちょっと意地悪を思いつく。
女「じゃぁ私自分の分のプレゼント買いに行くから、頑張って選んでねー」
男「ちょちょちょっとまった! 置いていく気か!?」
女「そりゃぁ自分のプレゼントは自分で選ばなくちゃだめでしょー?」
男「な……」
 怯えきった顔を私に向ける。
 そんな顔されたら……、笑いが止まらないじゃないか!
男「好き放題笑いやがって……」
女「悪かった悪かった、意地悪してごめんね僕ちゃん。お姉さんが一緒に選んだげるねー」
男「……ちくしょう……」


 そんなこんなで乗り換えた電車内。
 後はこのまま乗っていれば、見慣れた町に着く。
女「早く出ておいてよかったねー。あんたが頭を悩ませてたからもうこんな時間じゃん。まぁでも、なんとか昼の間にはつけそうかな」
男「悪いな」
 とは言うものの、実の所プレゼント選びに時間が掛かるのは想定内だった。
 ふふふ、さすが幼馴染。と、心の中でひそかにほくそ笑む。
女「しかし腕時計、か。なるほど」
男「ハンカチとかアクセサリーとかは、選び方が分からなかったからな」
女「ほんとは買うの恥ずかしかったんでしょ?」
男「……」
女「ふふふふ」
 私がくすくすと笑う隣で、幼馴染の男はむすっとした顔で溜息をつく。
 たった一年も前であれば。
 こんな会話、成立すらしなかっただろう。
女「そういえばあんたさ、この前一回家に帰ったんだっけ」
男「昔使ってた電子ピアノを取りにいっただけだ」
女「おばさんと話したの?」
男「まさか」
女「でもあんたがピアノを仕舞ってある場所なんて知ってるとは思えないけど。場所聞くくらいしたでしょ」
男「あの家でピアノを仕舞える場所なんて裏の倉庫くらいしかないだろ。実際そこにあったし。聞くまでもなかったさ」
女「ふーん」
 あの時は確か、褐と金が手伝いにいってたと思う。
 私が寝ている間に出かけたのは、私を家に連れて行きたくなかったからだろう。
 私が一緒にいれば絶対におばさんと話す事になるのは分かりきっているし。
女「はるばる家まで車運転してって、挨拶もせずピアノだけ持ってすぐに帰ってくるって……、こそ泥みたい」
男「書き置きはしたぞ」
女「なんて?」
男「ピアノもってく」
女「……あぁ、だから電話掛かってきたのか……」
男「え。電話着てたのか」
女「そりゃ来るわよ。そっちにピアノある……? って心配そうにね」
男「おっと……」


 午後一時を回った頃、ようやく懐かしき家の前に私達は立つ。
 何が変わった風も無い。
 同じような住宅が連なるその一角で、いつもと同じくどことなく寂しい静かな空気と供にこの家はあった。
 私は特に何を言うでもなく、呼び鈴を鳴らす。
 インターホンから、聞きなれた声が返事をした。
 同時に、隣の男が顔をしかめる。
女「ども、きましたよー」
 あらかじめ私達が訪れる事は伝えてあった。
 連絡したのは今日の朝いきなりだったけども、運良くおばさんは家にいるらしい。
 本当は、正しい誕生日は今日ではない。
 だけどわざわざ誕生日まで行くのを遅らせて、その時間経過によってコイツの気が変わってしまうのを私は危惧したのだ。
 私は知っている。
 決めた時にすぐやらないと、タイミングを逃してしまうのがコイツの悪い癖なのだ。
 がちゃりと扉が開いて、おばさんが出迎えてくれた。
 線の細さは、前と変わらない。
母「おかえり、二人とも」
女「ただいまー。ほら、あんたも」
男「……」
 見えないように、ケツを叩く。
男「うっ……く。ただ、いま」
 消え入りそうな小さい声で、目を見ることもなく、コイツは言った。
母「……おかえりなさい」
 少しだけ明るい声でもう一度、おばさんはそう繰り返したのだった。


 居間に入ってお茶をする。
 家の外見は昔と同じく少し肌寒いものを感じたわけだが、この部屋はどこか昔より少し、暖かくなっているように思う。
 たぶん、私達が来ると聞いて部屋を整えたのだろう。
 ことんとお茶を置いて、ちらりとコイツの顔とおばさんの顔を見比べる。
 コイツとおばさんが一緒の席に座っているなんて、私にはどこまでも奇怪な光景にしか見えなかった。
 会話はどこか他愛も無いものばかり。
 内容だけなら、この前の電話の繰り返しと言っても良いだろう。
 でも決定的に違う。
 おばさんの質問に対してコイツが――
男「まぁ、な……」
 ――とかそっぽを向きながらも返事をしている事。
 これがどれだけあり得なかった事で、驚くべき事で、感嘆すべき事なのか、私とおばさん以外の誰に分かろうか。
 たったそれだけのことなどと口が裂けても言えるものではない。
 おばさんは途中何度も驚いたような嬉しいような、そんな顔をしていた。
 コイツはコイツで勝手が掴めないのか、目を泳がせながら落ち着かない。
 私はそれを、ニヤつきながら見てしまうのだった。
女「あ、そうだ」
 約束のプレゼントを、私は差し出す。
女「どぞ」
 これから寒くなるだろうと考えて、中身はマフラーだ。
 おばさんは微笑んで、それを受け取ってくれた。
女「ほらあんたも」
 私がそういってコイツを急かすと、おばさんは「まさかそんなはずはない」と言った顔をして私の顔をみた。
 がさがさと、かばんを漁る。
 そうして取り出した腕時計の入った小さな箱を見つめて、コイツはさらに挙動不審になった。
 しばらくそうして葛藤してから、やっと決心してそれを机の上に置く。
男「……ん」
 おめでとうの言葉があるわけではなかった。誕生日プレゼントだと一言添えるわけでも無かった。
 ただ喉を小さく鳴らして、小さなその箱をおばさんの前に押し出す事だけが、コイツに出来る精一杯。
 だけどそれだけで、十分だったのだ。


 少し早めの帰路。
 まだ夜の帳は下り始めたばかりで、遠くビルの向こうにまだわずかに太陽の光が見え隠れする頃。
 私達は電車に揺られていた。
 あの家にいたのは実質二時間あるかないかだったと思う。
 というか、それがコイツの限界だった。
 コイツにしてはよくがんばった方かもしれない。
 おばさんもそれは良く分かっているのか、止める事は無かった。
 ただ最後にコイツの背に向かって、たまには帰って来いと、言っていた。
 コイツはやはり振り向くことなく軽く頷いてさっさと出て行ってしまったから、私は軽い挨拶だけをして追いかけたのだ。
 その後一応うちにもよって、両親の顔を見てきた。
 特に用事があったわけではないから、挨拶程度ですぐに引き上げたけど。
 向こうも突っ込んで色々聞いてこないあたり、適当なんだなーと思う。さすが放任主義。
女「まだ肩が変に上がってるよ」
男「む」
 緊張が解けないのか、男の体は強張っていた。
 肩を大げさに回しながら、溜息をついて俯く。
女「落ち着かないの?」
男「まぁ、うん」
 仕方の無いことかと私は頷く。
 今日はコイツにとって、あまりに負荷が大きい。
 ここで甘えるなー! と怒るのは簡単なのだけど、さすがにしない。
 要は今日の頑張り様を、絶対値で見るのか相対値で見るのかってこと。
 ただ家に帰ってぶっきらぼうに誕生日を祝っただけじゃんって言うのは絶対値的な考え方。
 相対値的な考え方はつまり――
女「よくがんばったじゃん」
 ――こういうことなんだけど……。
男「家に帰っただけだろ」
 うわー、コイツあほだー。
 私は頭を引っ叩く。
男「いて! なにすんだ」
女「ばーか」
男「……?」
 わけわからんて顔するな、もっと殴りたくなるだろー!
 と言ってても仕方が無いので、私は話題を変える。
女「で、なんで急に行く気になったのよ」
 今だから聞けることだった。
男「気分」
女「あっそ」
男「なんだよ」
女「別に。不器用な馬鹿ちんだなって」
男「反論の余地はないがな」


 家に帰ると、この家の皆が迎えてくれた。
「「おかえりなさいませ、ご主人様」」
男「ん、あぁ」
 いつもの調子でその中をすすむ男。
茶「ふふ、何事もなかったようですね」
女「んだねー、大事は無し。まぁメイド長ついてんだし当たり前ー」
銀「ほほう、ほんとに大事はなかったのですか? ぬけがけは許しませんよメイド長!」
女「さて、どうかしらね」
銀「なななな、余裕を見せ付けられてしまった! 困った、これは困った。いよいよ最終兵器篭絡を使わねばならぬ時が……」
黒「ふむ、悪くない」
緑「いつもやってるでしょ」
銀「それよりぐれーどあっぷ!」
緑「わーこわいー」


 新しくできた彼の家族達によって、アイツは大きく変わっていた事を、私は今日実感した。
 アイツの手によってすくわれたのはこの子達だけではなく。
 そもそもアイツ自身がこの子達によって助けられているのだ。
 本当にぬけがけしないとまずいかもな……。なんて思う。
 丁度今、夜係という役目を持って私はコイツの部屋にいた。
 襲うのも悪くないよね。
男「よし、ねるかー」
 カチカチとパソコンを操作して、電源を切る。
 今日の分はおわりらしい。
女「がんばったご褒美をあげようか」
男「む……怪しい」
 ずさっと後退る。
女「ひどいな、なんで逃げるの」
男「獲物を見る目だ」
女「そんなことナイッテ」
男「……」
 でまぁ、結論から言うと飛び掛った。私。
 で、ベッドに押し倒した。
 で。
 マッサージしてやった。
女「ほらー、にげなくていいじゃんー」
男「いやいいって、ねようって」
 ばたばたと抵抗するが、ヘタレなこいつは本気で私を投げ飛ばそうとはしない。
 ふふふふ。


 そんなこんなで夜が更けていく。
 少し高めのテンションでじゃれあってから、寝ころがった。
 正直ちょっと悔しかった。
 私一人じゃコイツとおばさんを会わせるなんてできなかったから。
 なのにこうして彼女らに混じってずっと一緒にいるのは。
 私も必要とされたいからで。
 そこまでしてなんでこんな男といるのかはわからないけれど。
 理由とかそんなのとっくにわすれちゃったけど、今いるコイツがやっぱり好きなわけだ。
 ずっと昔から、これからも。
 それは変わっていくコイツが好きだって思ってるわけじゃない。
 だってコイツは大きく変わったわけじゃないから。
 最初から優しかったけれど、どこまでも不器用だから、こうするしかなかっただけなのだ。
 そんな所が好きなのかなーって思う。多分。
 一応もう一回くらいってやるか。
 そんな理由だから――

「だから愛していますご主人様」

男「ん?」
女「寝るぞー」
男「うお」
 夜はゆっくりと、更けていく。


女fin
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No title

抱かぬしもこれで一区切りということで本当にお疲れ様でした

これだけの大作SSは初めてでとても楽しませてもらいました

モイラも頑張ってください 楽しみにしてます!!

No title

お疲れ様でした
応援してるので(`・ω・´)
ついったーもしっかり見てますw

No title

今回も良い話をありがとうございます。
今後はモイラに時間を割くんですね。でも、ゆっくりでも良いので、抱かぬしの続編を期待せずにいられません。
伏線も色々ありますからね。期待しています。

いやー相変わらず読む人を世界に引き込むなぁ

幼なじみとして、メイド長として、そして愛しい人としての女の我等が閣下への想いが伝わってきt……あれ……可愛い……あれ?

いつもながら素晴らしいです。
抱かぬしは、キャラが自分で動いてるような感じで生き生きしていて面白く、引き込まれる作品でした。
抱かぬしを読ませていただいてありがとうございます。

返事

敬称略
>>(; ・`д・´)
おつありです
応援感謝感謝です、励みになりますw
ぼくもついったーみてますよーっ

>>私怨
そうであればうれしいです
女は最初っからかわいいよ!なにいってるんだ!

>>コミティアで抱かぬし買った一人
ありがとうございます
いやいや、むしろ読んでいただいてありがとうございます
楽しんでいただけて非常に嬉しいですっ

>>ななしの方々
おつありです、ながかったですねー
これからもがんばりますよw
伏線の回収は今後ゆっくりとしていこうとおもいます
ハッピーに終わるといいなぁ

久々に来たらこれだよ…
あんたはどんだけ人を楽しませてくれるんだよ
閣下がかわいいんだぜちきしょう

No title

やっっと追いついた
今更ですが、先週こんなSSがあることを知り、某SSまとめブログからずっと拝見してました

やっぱりプロは違いますね
SSにしては長いですが、それだけ読み応えとストーリーのボリュームがあり、満足感でいっぱいです

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プロフィール

あるてぃめっと☆るいるい

Name:あるてぃめっと☆るいるい
***
物語とか絵とかゲームとか、
色々つくることが大好きです。
基本は文章書き。

2014年4月以降で現在お仕事募集中です。
お気軽にご相談ください。
安くて早くて安心ね! を目標に。
メールのレスポンスは超早いです。

連絡先は以下です。
bagarana☆yahoo.co.jp
(☆を@に)

Twitterはこちら→Ul_Rui_Rui
(たぶんコレが一番頻度高いです。
 細かい情報は全部ここで済ませてたりする)

ニコニコ生放送もやってます
コミュ→co15316

よかったらみてやってくださいまし

以下は僕のpixivですわー



↓シナリオライターやりました↓
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